戦後の55年体制と平和 武田邦彦集中講座『憲法と平和を科学で考える(3)』

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◆戦後、「非武装中立化」で平和を守ろうとした社会党と共産党

これまで2回にわたって「戦争はなぜ起こるか?」を整理してきました。「平和が大切」といっても、これまでどのようなことで戦争になったのかを知らないと平和が続くことはないからです。

整理してみると、「憲法9条があれば平和になる」とか「自衛隊が強ければ攻撃は受けない」というような単純なものではない事がわかりました。「平和憲法があれば平和になる」というのは日本軍が戦争を始める場合だけで、これまでの戦争も「相手が仕掛けてきた」ことによるので、その意味では戦争をしないための歴史的教訓が活かされていない憲法と言うこともできます。

ところで、戦後、憲法のもとで右は自民党、左は社会党共産党は、どういう方法で平和を守ろうとしたのでしょうか?

戦後の左の人たちが主張していた政策は、

1)平和憲法を守れ

2)自衛隊は違憲だ

3)アメリカ軍は出て行け(安保条約反対)

4)非武装中立

でした。日本とアメリカが戦争をするように画策した戦前のコミンテルン(国際共産党指導部)は、

1)日本とアメリカが戦争したら双方が弱るし、日本が負ければ日本は酷いことになる

2)軍隊が解散するので非武装になる

3)その瞬間に日本国内で暴力革命を起こして日本を共産化する

というシナリオでした。

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