今後のエネルギーカーブを考えてみた~午堂登紀雄の「フリーキャピタリスト入門」



本を読むとバカになる?~貧者の読書とは

この世には、ファイナンシャル・インテリジェンスがないばかりに、高学歴でも貧乏な人は山ほどいます。同様に、リーディング・インテリジェンスがないばかりに、博識なおバカさんも山ほどいます。

こういうことはないでしょうか。

・ノウハウを求めて買ったのに、具体的な方法が何一つ書いていないと不満に感じたことがある

・新しい情報や新しい知識が書いてあるのを見つけるとうれしい

・買って損したと感じる本が多い

・本は結構読む方だが、特に年収も貯蓄も増えていない

本をたくさん読めば、成功できる。そう考えている人も多いと思いますし、実際、そういう論調の本もたくさんあります。総論としては私も賛成の立場です。

しかし、現実には、本を読めば読むほどますます頭が悪くなる人もいるのです。

なぜかというと、本の内容に依存してしまい、自分の頭で考えなくなるからです。

たとえばデカルトは「方法序説」(岩波書店)の中で、「読書とは、著者の思考をなぞっているだけだ」とまで言います。

ここからくみ取ると、著者の主張に自分の経験や価値観をぶつけたり、重ねたり、想像したりしなければ、やはり自分の思考体系や行動体系は変わらないということではないでしょうか。

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