「一攫千金で、ゴールまで逃げ切る方法」~凄腕FPがバーチャル世界を一刀両断!~俣野成敏の『トップ1%の人だけが知っている「お金の真実」』実践編 Vol.93

こんばんは。俣野成敏(またのなるとし)です。

「会社に行かず、好きなことだけをして暮らせれば、どんなにいいだろう?」サラリーマンをしていて、おそらくこう思ったことのない人はいないのではないでしょうか。だとしたら、だいたいどれくらいのお金があれば、それが可能になるのでしょうか?

2016年9月、マイナビニュース会員の男女301人を対象に行われたアンケートがあります。その調査の中で「宝くじで1億円が当たったら会社を辞めますか?」という質問をしたところ、「はい」と答えた人は37.5%で、「いいえ」と答えた人が62.5%でした。

傾向として、「会社を辞める」と答えた人は「代わりにアルバイト程度の仕事をする」といった、「時短の仕事をする」という回答が目立ちました。「辞めない」と答えた人は「1億円では足りないから」といった意見が多数を占めました。結論としては、多くの人が「30〜40代でリタイヤをするのに、1億円では足りない」と考えているようです。

宝くじで1億円当たったら会社を辞めますか?

https://news.mynavi.jp/article/20160923-a034/

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【Vol.93『一攫千金で逃げ切る方法』目次】

〔1〕イントロ:仮想通貨長者も税金の包囲網から逃れられない?!

〔2〕本文:「一攫千金で、ゴールまで逃げ切る方法」〜凄腕FPがバーチャル世界を一刀両断!〜

1、ビットコイン長者が大金を手にした時

 ◎ビットコイン長者:Aさんが考えたこと

 ◎マネープランを設計する際にベースとなる考え方

2、早期リタイヤを成功させる3つのプラン

 ◎「40歳」「1億円」で早期リタイヤは、かなりハードルが高い

 ◎マネープランが目指すのは「選択肢を増やす」こと

3、バーチャル世界は、リアル世界にはなりえない

〔3〕次回予告(予定):「マネースクール会員200名突破記念!」〜お金から好かれる人になる方法〜

〔4〕今週のQ&Aコーナー:香港の日系銀行開設は海外投資に有利か?

〔5〕編集後記:コインチェックが不正流出を許した原因とは?

〔6〕今後の特集スケジュール:2018年4月〜5月予定

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◆〔1〕イントロ:

仮想通貨長者も税金の包囲網から逃れられない?!

最近は「相続」「生前贈与」「仮想通貨の爆上がり」などで、以前に比べて大金を手にする人が増えています。私が専門家と組んで運営している「一般社団法人日本IFP協会公認マネースクール」にも、そうした突然、膨らんだ資産の扱いに困った人がしばしば相談に訪れます。

たとえば先日、やってきた32歳のOLの方は、現在の年収が400万円ほどです。たまたま買った仮想通貨のマイナーコインが値上がりし、相談当時の時価では4億円ほどになっていました。相談は「会社を辞めたい。何とか税金を払わずに海外へ移住する方法はないか?」というものでした。けれどこれは、大変危険な行為です。

確かにお持ちのコインを、仮想通貨取引所などで表示されている価格に換算すれば、その金額にはなります。ですがマイナーなコインであればあるほど、多額のコインの売却は市場に大きな影響を与えます。つまり、それだけの額を下手に両替しようとすれば、大暴落を引き起こしかねません。基本的にはビットコイン、イーサリアム、リップル以外の通貨を億単位で売却するのは、一筋縄ではいかないでしょう。

続いての問題点として、「税金を払わなくて済む方法はない」ということです。現在、仮想通貨は雑所得に分類され、利益に対して累進課税で最大45%、住民税全体の10%を含めると、実効税率50%以上が課税されます。税制の見直しを求める声は挙がっているものの、それがいつになるのかは未定です。いくつか節税できる可能性はありますが、税理士会計士の中でも理解している方がほとんどいないのが現状です。

さらに海外移住については、場所と期間を決めて、事前に必要生活費等の計算をする必要があります。そもそも、これまで人間的なつながりのまったくなかった異国に生活の居を構える、というのは簡単なことではありません。ましてや移住のために仮想通貨を売却するとなると、税金が必ず絡んできます。

何より、「まだ元気なうちから老後同然の生活に入り、世間から忘れられた人生を送ることになってもいいのか?」ということに疑問を感じざるをえません。

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