私たちの祖先、私たちの親の選択は正しかったか? 武田邦彦集中講座『憲法と平和を科学で考える(5)』

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◆日本の判断は正しかったのか?戦後日本がとった防衛体制5つ

さて、憲法と平和を考えるシリーズを終わるに当たって、「現在の日本」の前に「私たちの祖先と親」が選択してきたことは「平和を守る」という点で正しかったのか、間違っていたのかを考えてみたいと思います。

日本が開国した後、四国戦争(長州)、薩英戦争(薩摩)、日清戦争、日露戦争、第一次世界大戦、満州事変、上海事変などが主たる戦争ですが、よほど偏った見方(なんでも日本が悪く、当時、白人がやっていたことと同じでも日本人だけはダメという考え)なら別ですが、普通に考えると「私たちの先祖は良くやった」と言えるでしょう。なにしろ有色人種で唯一、独立を果たし、日本人が虐殺されることがなかったのですから、それだけで正しいと言えます。

次に、親の世代の「大東亜戦争」ですが、私は白人と白人に寝返った支那(中華民国)が日本を経済的にも軍事的にも包囲した(ABCD包囲)が戦争の引き金を引き、日本としては「戦わなくても滅び、戦ったも滅ぶなら戦って滅びた方が誇りが残る」という判断も、結果がでないうち(日本が敗戦する前)の判断としては適切だったと思います。

大東亜戦争がそれまでの戦争(軍隊同士が戦う)と違い、総力戦になったということは戦争の前には予想はつきませんでしたし、アメリカ軍による空爆の大量虐殺(東京だけで10万人を越える非戦闘員が死ぬ)、広島長崎への原爆投下などはアメリカ軍の戦争犯罪であることは明白です。

だから、私は私たちの祖先や父母が選択した道としては正しかったし、犠牲は多かったのですが、その後の日本の繁栄を考えると、日本中枢部の判断が正しかったことを示していると思っています。

ところで、戦後の防衛体制は、

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