「敏腕FPが教えるマネープランの基本と実践」《実践編》~事例を参考に、お金との向き合い方を考える~俣野成敏の『トップ1%の人だけが知っている「お金の真実」』実践編 Vol.80

「敏腕FPが教えるマネープランの基本と実践」

《実践編》~事例を参考に、お金との向き合い方を考える~

 こんばんは。俣野成敏です。

 最近、私が運営しているIFPプロ研マネースクールに寄せられる質問の中で、もっとも多くてもっとも難しいのが「今、ビットコインは売りですか買いですか?」というものです(笑)。

 現実に、“ラッキーパンチ”がヒットしている人が周りにいれば、余計に「次はオレも」と思ってしまうのでしょう。けれど、ラッキーパンチはあくまでもプラスアルファでしかありません。要は「資産形成のメインにはなりえない」ということです。

 仮想通貨にバブルがきているのは確かですから、結果を引き受ける覚悟がある分には、プラスアルファを狙ってもいいでしょう。ですが、「プラスアルファだけで人生を何とかしよう」というのは、あまりにも不確実な要素が強すぎるのではないでしょうか。バブルということは「いずれこの波は必ず引く」ということなのですから。



【Vol.80『マネープラン《実践編》』目次】

〔1〕イントロ: 幸運とは「待つものではなく、自らつかみにいくもの」

〔2〕本文:「敏腕FPが教えるマネープランの基本と実践」《実践編》〜事例を参考に、お金との向き合い方を考える〜

1、お金が貯まらない真の要因とは

 ◎“できない”人をマネすれば、当然“自分もできない”

 ◎「お金が貯まらない人」の特徴

2、マネープランの実例を見てみよう

 ◎事例1:老後資金を貯めるはずが・・・

 ◎事例2:不明金の8万円はどこへ消えたのか?

3、自分の優先順位をどこに置くか?

★本日のワンポイントアドバイス☆★

☆今週の宿題★☆

 マネープランを自分の味方にしよう!

〔3〕次回予告(予定):「投資のブラック案件、ホワイト案件」〜なぜ、人によって引寄せる案件が違うのか?〜

〔4〕今週のQ&Aコーナー:「投資で人生を挽回する」って可能なの?

〔5〕編集後記:  暗号通貨への投資は「万馬券に通じるものがある?!」

〔6〕今後の特集スケジュール: 2017年12月〜2018年1月予定



◆〔1〕イントロ:

 幸運とは「待つものではなく、自らつかみにいくもの」

 前回、Vol.79では「マネープラン《基礎編》」をお届けしました。その中で、「多くの人が貯金をしたいと願いつつ、貯金できずにいるのは、マネープランを知らないことが一因」だというお話をしました。マネープランの存在を知っている人は少なく、実行している人はもっと少ないのが実情です。

 ところで、私は先日、マネースクールのコミュニティメンバーとともにフィリピン・ダバオを訪れました。その地を訪れれば、「どうして多くの日本人がこれまでマネープランを知らなかったのか?」という理由がわかります。

 フィリピンは今、国が経済成長の真っ最中です(詳しくはVol.73〜75「新興国投資」も参照)。街を歩けば若い人ばかりで、お年寄りはほとんど見かけません。子沢山で、8人家族とか、子供が4、5人という家庭は普通です。貧富の差が激しいフィリピンでは、もともと銀行口座を持っている人が少なく、元来、「貯金」という概念がありません。それでも何とかなっているのは、国の成長に伴い、給料も連動して上がっているからです。

 高度成長期の日本でも同様でした。人口がどんどん増え、需要と供給の関係から、家さえ買っていれば、一財産を築くことができました。特に何か手の込んだことをしなくても、不動産が上がれば資産が増え、会社や国によって老後は保証されていました。

 日本経済が上向いていた間は、マネープランがなくても何の問題もありませんでした。しかし、状況は変わりました。今の日本では、マネープランがなくては安心した老後を迎えられません。自分の老後は自分で守るのが基本です。

 ここで、「自分たちは生まれた時期が悪かった」とか「ついていない」と思う必要はないでしょう。そんな“ラッキーパンチ”を羨んでも仕方のないことです。現在の私たちは、高度成長期の時よりも、ずっと自由で便利な世の中を生きています。ラッキーパンチなど期待しなくても、「自ら取りに行けばいい」だけのことではないでしょうか?

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