情報商材は効果があるか?~午堂登紀雄の「フリーキャピタリスト入門」

「情報商材で本当に効果があるものは?」

読者さんから質問をいただきました。

「今、いろいろな商材があふれていますが、実際に試してみて、再現性があり、お勧めできる商材を情報提供してくれる信頼できるところはないものでしょうか」

というご質問です。

私の調査の範囲内でしかありませんが、答えは「ない」です(苦笑)。

確かに、自分で試してみてその成果を公表するというブログなどはあるのですが、それも最初だけ。

ほとんどのブログは、情報商材アフィリのバック率の高さという誘惑に負け、やがて儲かる商材の宣伝に傾いていきます。

あるいは、自己負担で買って試すのが億劫になり、やがて自分で試していないのに、さも試したかのうような論調で紹介する。

という感じで、ほぼ情報商材アフィリのブログに帰結していきます。

なので、信頼できる情報商材の紹介サイトはないと私は認識しています。

では、信頼できる「商品」はあるのか?という点ですが、これはもう、玉石混交です。

ただ、効果があると思われる商材も、そのほとんどは「割高」だと感じます。

私もかつて、起業直前にいろいろな商材を試したこともあります。

そして今でも様々な商材のメルマガを登録してその手法を分析しています。

が、セールスレターで煽って値段が高いことの正当性をアピールはするものの、実態は検索すればわかるレベルのものだったりします。

もちろん、彼らのマーケティング戦略は参考になります。

とはいえ最近は、

無料メルマガ登録→毎日のようにメールDM・動画攻撃で読者を教育→低価格商品販売→高価格商品へのアップセル→他商品のアフィリ

というプロセスがほとんど。

また、ヤフオクなどで販売されている情報商材の中には、他人の商材をコピペしてタイトルを変えただけのパクリ商材もあふれています。

これは完全なる犯罪なのですが、こうした商品もたくさんあって、見極めるのは難しい。

そのため私も、pdfだけという商材には手を出さないようにしています。

しかし、たとえばロバートキヨサキ氏のビデオ教材は、ヤフオクで中古をゲットしたことがあります。

子ども用の英語教材も、有名なものをやはり中古でゲットしたことがあります。

つまりヤフオクであれば、評判がある程度担保されている商材の中古を買うという使い方です。

一方、通常の情報商材での賢い買い方のひとつは、「返金保証のついた商材だけ」を試すことです。

しかも、6か月とか長い期間での保証ではなく、1週間とか1か月とか短い期間のものです。

これなら、内容がお粗末、効果がないというものは返品して返金してもらえばいい。

6か月とか期間が長いと、忘れたり面倒くさくなったりしますが、短期なら自分も集中して学習して判断できるので、返金申請するパワーもあります。

あと、返金条件が厳しくないものですね。

あれこれ条件が厳しいと、「それ自分の時間だけじゃ無理だろ」という大変なものもあったりするからです。

私も相当な数の商材を返品してきました。客としては最低最悪ですね(笑)

中には、「二度と当社の商品は購入してくれるな」という、出入り禁止メールが来たものもあります。メルマガすら強制解除されました^^

これも、本メルマガで連載しているように、「いい人」から脱却することで、平気な顔をして返金申請できるようになります。

「いい人」は「返金しろ」「効果がないのになぜお金を払わなきゃいけないんだ」ということが言えないですからね。

でもそれはまだマシなほうで、中にはこちらの返金申請を無視して逃げる人もいるようです。

これはどうにも判別が難しい。

そこで、なるべくインフォトップやインフォカートといった、情報商材販売のポータルサイト経由のほうが安心かもしれません。

クレームはポータル運営会社に言うことができますからね。

ネット通販でも、楽天やカカクコムなど、別に運営主体があるもののほうが、振り込んだけど商品が送られてこないといったリスクを減らすことができます。

彼らも、そんないいかげんな企業を掲載するわけにもいかないでしょうし。

あと、見分ける方法としては、運営者の顔が見えるサイトや、長くやっている企業のサイトですね。

簡単には逃げられないし、変なクレームが出たら商売ができなくなるからです。

だから、対応も比較的丁寧です。

しかし情報商材販売サイトは、その人の本名かどうかもわからず、住所も実在するのかわからず、いくらでも逃げられます。

こういうのは私は避けるようにしています。

一方、私の無料メルマガでは、情報商材の広告を掲載しています。

これはすべて広告代理店経由なので、特に内容を精査することなく掲載しています。

代理店サイドで、ある程度の与信はかけているだろうという前提ですが、詳細まではなんとも言えません。

効果にまったく根拠のない健康食品のテレビCMがバンバン流れているのを見ても、そもそも広告というのはそういうものかもしれないですね。

というわけで、参考になりましたでしょうか。。

「いい人」は不幸になる

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