■元号を持っている意義・高齢者向け配食サービス・信越化学株とユーグレナ株
※今回は先生のスケジュールの都合により、1週間早まりました。
5月は予定通り、第2週と第4週に配信の予定です。
目下、「長谷川慶太郎の大局を読む 緊急版」の『今こそ「米中」を呑み込め』(発行:李白社、発売:徳間書店)が絶賛発売中です。米中覇権戦争の行方、ドイツ・イギリスの金融不安によるEU崩壊の可能性、不穏な中東・南米・朝鮮半島情勢、憲政史上最長となる安倍政権最後の踏ん張りなどについて詳述しました。ネット書店や全国の大手書店で入手できます。ぜひご一読下さい!
●明治・大正・昭和・平成という元号がそれぞれの歴史を総括する
政府は4月1日に平成に代わる新元号を「令和」と決定しました。日本最初の元号「大化」から数えて248番目の元号となります。新天皇が即位する5月1日午前0時に元号が改められて、平成は1989年1月8日から2019年4月30日までの30年4ヵ月で幕を下ろします。
菅義偉官房長官は新元号発表の記者会見でその出典を「(『万葉集』巻五、梅花の歌三十二首の序文の)初春の令月にして気淑く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫す」と説明しました。元号の漢字を日本の古典から採用したのは初めてのことです。
元号は、君主が時間をも支配するという思想の下に古代中国で誕生しました。最初の元号は紀元前140年に前漢の武帝が制定した「建元」です。その後、元号はベトナム、朝鮮、日本などの周辺の漢字文化圏に広がったのですが、中国では1911年(明治44年)の清朝滅亡とともに元号も使われなくなりました。今や日本は元号を用いている世界で唯一の国なのです。