「貯蓄上手になって小金持ちになる方法」(下)~今は稼ぎ上手よりも貯蓄上手?~俣野成敏の『トップ1%の人だけが知っている「お金の真実」』実践編 Vol.92

こんばんは。俣野成敏(またのなるとし)です。

子供の幸せを願わない親はいないでしょう。「子供にはお金で苦労させたくない」という親の切ない思いが、こんなところにも表れているようです。

玩具メーカーのバンダイが2017年1月、小・中学生の子供を持つ親900人を対象に、子供がもらったお年玉の使い道を調べるアンケート調査を行いました。それによると、子供たちがもらったお年玉の平均は、小学生が2万2502円で、中学生が3万2130円という結果になりました。

その用途を調べたところ、使い道のトップは「貯金」で、全体の39.2%を占めていました。レポートでは「堅実派が多い」と分析していますが、これは子供が自ら進んで、というよりは、親のほうから子供に「代わりに貯金をして増やしてあげる」と言い出した家庭が多かったのではないかと推察します。おそらく「子供の頃から貯金する習慣を身に付けて欲しい」という親心からなのでしょう。

バンダイ「小中学生のお年玉に関する意識調査」

http://www.bandai.co.jp/kodomo/pdf/question233.pdf

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【Vol.92『貯蓄上手になる方法(2)』目次】

〔1〕イントロ:実は人は「自分のためにならないこと」ばかり選んでいる

〔2〕本文:「貯蓄上手になって小金持ちになる方法」(下)〜今は稼ぎ上手よりも貯蓄上手?〜

1、真の億万長者は一夜では生まれない

 ◎"投資の神様"もスタートはサラリーマンだった

 ◎「普通の生活をしていては、絶対にお金は貯まらない」

2、「このままでいけば、どのような未来が待っているのか?」

 ◎マイルールがない人はお金を貯められないのか?

 ◎家計を見直すための5ステップ

3、「貯蓄への道」を平坦にするには

 ◎Aさんの事例:確かに、貯蓄はできているけれど・・・

 ◎Bさんの事例:自分への良いプレッシャーを味方にする

 ◎Cさんの事例:家族の協力を得るには、相手の大事なものを尊重すること

〔3〕次回予告(予定):「一攫千金で、ゴールまで逃げ切る方法」〜凄腕FPがバーチャル世界を一刀両断!〜

〔4〕編集後記:「当マネースクールは進化し続けます!」

〔5〕今後の特集スケジュール:2018年4月予定

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◆〔1〕イントロ:

実は人は「自分のためにならないこと」ばかり選んでいる

一般に、「人は自分の利益を優先する」と言われていますが、それは必ずしも真実ではありません。人が本当に「いつも自分のためになることを選択している」というのであれば、貯蓄やダイエットも難なくできなければおかしいのではないでしょうか。

実際は、多くの場面で「これをすれば自分のためになる」とわかっていながら、人はそれをやろうとはしないものです。それは「自分はだらしのない人間だから」とか「貯蓄もできないダメ人間だ」ということではありません。もともと、人間とはそういうものです。老後破産と言われようが、下流老人に恐怖を感じようが、心の中では「まさか自分がそうなったりはしないだろう」と思っています。

今の生活を変えたくないのが人間です。けれど、そんな人間でも変わることがあります。それはどういう時かと言うと「困った時」です。

私の知り合いの経営者は、もとは優秀なセールスマンでした。がむしゃらにやって社内の最高記録を度々塗り替えるほどの成績を残しましたが、サラリーマンに馴染めずに起業します。その抜群の営業センスによって、家族経営でも売上は年に1億5000万円ほど上がっていました。ところが初年度にお願いした税理士とケンカ別れとなり、以来、会社の決算も行わずに放ったらかしていました。ご本人曰く「当時はぬるま湯に浸かった経営をしていた」そうです。

設立6年目を迎えたある日、いきなり国税庁の職員がやってきます。職員に言われるままに紹介された税理士に計算してもらったところ、滞納していた税金に延滞金が付いて、何と3000万円もの税金を支払うように言われました。知り合いがいつものようにケンカ腰で臨むと、職員から「税金を払うか会社を畳むか」の選択を迫られました。

知り合いは成り行きで起業しただけで、独立に思い入れもありませんでした。なのに今、会社を守ろうとしている自分を発見しました。数名いた社員の中には、結婚して子供ができた者もいました。知り合いは銀行を訪ねますが、税金を払っていない会社にお金を貸す所はありません。それでも探し続けて、ついにある信用金庫の副支店長の計らいで、お金を借りることができました。おかげで危機を乗り越えることができ、今では創立20年を超えています。

この事例は少々極端な例だったかもしれませんが、逆に言えばこれくらいのことが起きない限り、人は自ら変わろうとはしないのです。

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