「緊急特集!トルコリラ・ショック」~新興国通貨投資に隠された危険性~俣野成敏の『トップ1%の人だけが知っている「お金の真実」』実践編 Vol. 108

こんばんは。俣野成敏(またのなるとし)です。

トルコの通貨リラが、2018年の年初から約4割下落し、そのうち8月だけで2割下落したことで、「トルコリラ・ショック」と呼ばれました。リラの急激な下落が、日本を始めとしたアジア地域の株安を招き、新興国通貨が影響を受ける事態になっています。

それに対してトルコが採った対応とは、国民に自国通貨の防衛を促すこと。同国のエルドアン大統領は、国民の愛国心に訴えかけ、「通貨を買い支えてくれるように」と国民に呼びかけました。

トルコ国民 自国通貨を買い支え

もし仮に、安倍総理が私たち国民に日本円を買い支えてくれるように呼びかけたとしたら、一体何人の人がそれに応えるでしょうか。とはいえ、私たちも自分の意思とは関係なしに、銀行に預けた預貯金を日本国債の購入原資として使われてきた、という背景があります。日本人が貯金好きなのは有名な話ですが、それも元をたどれば、戦前戦後に政府が行ったプロパガンダに行き着きます。要は、日本人は「政府によって貯金好きにさせられた」というわけです。

★俣野成敏の『トップ1%の人だけが知っている「お金の真実」』実践編

【Vol.108『トルコリラ・ショック』目次】

〔1〕本文:「緊急特集!トルコリラ・ショック」〜新興国通貨投資に隠された危険性〜

1、「その投資は、本当に大丈夫なのか?」

 ◎トルコリラ・ショックが起きた背景

 ◎為替を扱う際に考慮すべき大事な指標

2、表面的なものに捉われないために

 ◎今、世界のお金はどこに向かっているのか?

 ◎商品リスクについて考える

〔2〕次回予告(予定):「落第社員から夢のトップマネジメントへ」〜現場で生まれたマネジメント格言集(1)〜

〔3〕編集後記:「福岡で、こんなものを見つけました」

〔4〕今後の特集スケジュール: 2018年9月〜11月予定

◆〔1〕本文:

「緊急特集!トルコリラ・ショック」〜新興国通貨投資に隠された危険性〜

私が現在、金融の専門家とともに運営している一般社団法人日本IFP協会公認マネースクールには、日々、お金に関する相談が舞い込みます。中でも最近、多かったのがトルコの通貨リラについてでした。

そこで、今回は「トルコリラ・ショック」特集をお送りします。この1ヶ月で、大きく相場が動いているトルコリラ。実際、他にも同じような属性を持った国や通貨は多く存在しています。これらの投資を検討する際には、どのような点に注意すればいいのか?また、どういったリスクがあるのか?といったことを中心にお伝えしていければと思います。

■1、「その投資は、本当に大丈夫なのか?」

まずはトルコリラ・ショックが発生した背景を確認しておきたいと思います。投資対象を知らずに投資することほど、危険なことはありません。トルコの正式名称はトルコ共和国。面積は約78万平方キロと日本の2倍ほどの大きさで、人口は約8000万人。首都はアンカラです。地理的に非常に重要な場所に位置しており、ちょうどヨーロッパとアジアが交差する地点にあります。

【トルコリラ・ショックが起きた背景】

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