日本はなぜ戦争をしなければと思ったのか? 武田邦彦集中講座『憲法と平和を科学で考える(2)』

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◆「日本人は誰も戦争を望んでいなかった」第二次世界大戦後に判明した奇妙な事実

女性の多くが「もう戦争はイヤだ」と言っている理由の一つに、先の戦争(大東亜戦争、第二次世界大戦)で310万人も日本人が死んだからと思います。これから平和を求めるには、平和になりたいという「願い」だけではダメで、具体的に平和を達成する「方法」が必要です。余り楽しい話ではないのですが、私たちの子供のために、なんとかみんなで考えていかなければならないと思っています。

第一回は歴史に学ぶということで「もう戦争はイヤだ」と思ったウェストファリアの時の方法を紹介しました。第二回では、「なぜ、日本はそんなイヤな戦争したのか」ということを整理してみます。

第二次世界大戦が終わり、アメリカが日本の軍人などを裁判にかけようとして大勢の検事が日本にやってきて、要人の取り調べを始めました。ところが「自分は戦争をしたかった」という人が一人もいないのです。最初は責任逃れでそういっているだけと疑ったのですが、取り調べが進むにつれ、証拠書類との突き合わせも行われ、本当に日本政府も軍部も、天皇陛下も「できれば戦争をしたくない」と思っていたという驚くべき結果になったのです。

つまりだれも戦争をしたくなかったのだけれど、戦争になったという奇妙な事実が分かったのです。

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