草コインに注目~午堂登紀雄の「フリーキャピタリスト入門」

■税は透明化が進む

19年9月開始だと思っていたCRS(共通報告基準)は、すでに運用が始まっているようです。

https://hbol.jp/156131

詳細は上記コラムに書いてあるとおりですが、これは海外口座の情報共有制度で、資産フライトをしても丸裸で税務当局にバレてしまうというものです。

巨額の資産がある人には切実な問題なのかもしれません。加盟していない国、たとえばカンボジアなどに資産の多くを移すのも怖いし。。

私自身は財産を子に相続させる予定はないので、資産隠しをするインセンティブはないですし、隠してもバレるという前提で、国家権力には歯向かわないほうがよいと思っています。

そして、なるべく歯向かわなくても済む方法を考えたいものです。私も税理士と相談しながら処理しており、マレーシアの物件もアメリカの物件も申告しています。

ただグレーな部分はあり、たとえば私の妻はテレビや雑誌への出演など文化人としてタレント活動もしています。そのため、衣装やヘアメイクの費用がかかります。

しかし、衣装もヘアメイクも本番だけの特殊なものではなく、あとあとまで使える、あるいは効果が持続するものです。

なので全額経費計上はできず、たとえばかかった経費の10%だけが経費算入する、というようなやり方もしています。(ステージでしか使わないコスチュームであれば100%可能のようです)

これがホステスさんなどであれば、20~30%程度計上できるそうです。

絶対にNGなのは、売上除外などの所得隠しと、架空経費計上などの経費水増しです。いずれも意図的であり、悪質な脱税行為。ヘタをすれば刑事告訴されます。

「ごめんね」で済むのは、微細な売上の計上漏れと、解釈上は損金扱いできない経費をできるものと思い込んで計上した、くらいでしょうか。

たとえば自営業者が仕事のために子どもを一時保育に入れた場合の費用。本人は売上を立てるために必要だったと思っても、税務上は「個人的な支出」にあたり経費には入れられないと指摘が入り修正申告した、みたいなことです。

過少申告加算税と延滞税はかかりますが、この場合は「スミマセン」で済みます。

税理士を雇っていなくて迷ったら、税務署に直接電話をかけて聞くことです。昔とは違い、紋切り型の回答をされることはほとんどなく、「このくらいならいいですよ」などと、わりと納税者に寄り添った助言をくれます。

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