自問自答力は最強の問題解決能力である~午堂登紀雄の「フリーキャピタリスト入門」

自問自答力は最強の問題解決能力である

・悩みのすべては自問自答で解決できる

私は、自問自答ができることは、理想的な問題解決能力のひとつではないかと思っています。

なぜなら、自ら問いを設定して答えを導けるなら、様々な場面で誰にも何にも頼らず乗り越えることが可能だからです。

「ちょっと難しいなあ」と思える問題や課題でも、別の角度から問い直すことで、自分で解決できるレベルや方向に修正することができます。たとえば「それってそもそも問題なのだろうか?」などと根本から問い直すことで、問題そのものを消し去ることもできます。

その内的作業によって納得し、不安や不満、悩みを消していく。これは、究極の強さとも言えるのではないでしょうか。

そしてこの能力は、ひとり内省するからこそできることです。誰かと一緒だったら、会話をしたり相手の反応で考えることが変わったり、自分と向き合うことはできません。あるいはテレビなどの刺激があってもそちらに気を取られ、思考が止まります。テレビを見ながら自問自答はできないでしょう。

自問自答をするときは、直面している問題に対し、主語を自分に置き換えて状況を語り直すことです。

たとえば理不尽や不条理な状況に直面したとき、憤懣やるかたない感情に支配されます。そのときはいったん「自分はこう感じている」という感情を眺めてみます。「こんなふうに考えちゃいけない」などとは考えないで「そう感じている自分がいる」ことを認識するだけです。

イライラ、不満、怒り、といった感情に支配されると、自分の思考の癖がネガティブストーリーを描いてしまい、そのループから抜け出せなくなります。

最初は自分は被害者という立場から他人や状況を責める感情になったとしても、それはそれで認識する。

そして、その問題が自分にとってどのように存在しているのか、自分にとってどのような意味があるのか、自分がどのように捉えているのか、その捉え方は意味があることなのか。そのうえで、他人がどうこうではなく自分がどうしたいかに語り直す。最後は「~したい」「自分が~したらハッピー」という言葉で締めくくるのです。

人と関わって生きる以上、腹が立つことも理不尽なことも起きる。そんなときに感情を振り回されるのではなく、自分を支えている判断軸を根拠に、自分の感情をどう収まらせるか知っている人は強く生きることができます。

・問題をほぐしてただ受け入れれば、問題解決は不要となる

たとえば私の卑近な例としては、白髪が増え、お腹周りもむっちりしてきたことでしょうか。

どちらも加齢を感じさせる現象ではありますが、これを「問題」にしてしまうと解決が必要となり、たとえば白髪染めをしなきゃとか、ダイエットしなきゃ、という発想になります。そこでこれらをほぐしていくとどうなるでしょうか。

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