タダでメディアから取材を受けるためには~午堂登紀雄の「フリーキャピタリスト入門」

■メディアからの取材を受けるために

個人向け事業をしている人にとって最も重要な要素は集客だ、というのはこれまでも述べた通りです。

しかし集客のためには広告などお金がかかる、と思って躊躇する人も多いと思います。

そこで無料の広告手段が「メディアからの取材を受ける」ことです。

先週、妻のテレビ出演が決まったとお伝えしましたが、きっかけはブログです。

ブログからホームページに来て、問い合わせフォームから依頼が来ました。

テレビ番組はたいてい下請けの制作会社が作るのですが、その制作会社にはリサーチャーと呼ばれる調査担当者がいます。

企画に対して取材や撮影ができる人・企業・店などを探す人です。

彼らはネットを検索して探すことが多いため、ブログやホームページは重要な手段です。

一方、彼らが強く恐れているのは、ねつ造です。同じく、ねつ造の片棒をかつがされることです。放映した内容がでたらめだった、というのは是が非でも避けたい。

そのため、対象者の実績や事実確認をしつこいほどにしてきます。(特にNHKは、事前取材がすごいです)

だからブログなら記事を量産しておくことも重要です。量があることは、ノウハウや経験が多い、つまり実績豊富を裏付けるからです。

読者が少ないとやる気も失せるものですが、それに負けず書き続ける忍耐力が必要。妻ももう10年近く続けています。婚活系のブログも3年続け、出版が決まりました。継続は力なり、は本当ですね。

何が言いたいかというと、集客や広告にお金をかけられない事業者、あるいは今後事業に参入予定の人は、ブログは必須だということです。

と言いながら、私自身は現状は書籍の執筆に集中力を奪われており、ブログはかなり手抜きです。書籍が集客手段になっているので、現時点ではブログへの依存度は低い。

しかし書籍の依頼は減っていくと想定しているので、危機感はあります。(ビジネス書に限らず、書籍の市場自体が右肩下がりなので、出版社も新刊は慎重だし、初版も少なく増刷にも慎重です)

いま決まりそうな書籍も、初版は少なく、印税率も7%(通常は10%)。1,300円の本が5,000部なら、初版印税は65万円・・・。それでも出版させていただけるだけありがたいです。

本の依頼がなくなれば、ブログに注力する予定です。私の場合は取材を受けるためではなく、読者を増やすのが目的です。読者が増えれば、イベントなどへの集客に貢献するからです。

いつまで著者としての寿命が続くか・・・苦笑

私のリーダー失格記

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