クライアントには逆らえない「反権力」の妄想 武田邦彦集中講座『メディアの錯覚を切る!(7)』



Shutterstock/Studiographbottles

◆ウソにまみれた情報を買わされ、その情報に振り回される日本人

私たちは、新聞を買うときにお金を払い、NHKを見るときにお金を払い、さらに民放テレビはお金が取られていないようで、実はコマーシャルを放送するときに企業が支払う膨大なお金は製品の値段に含まれているのですから、「情報はお金を払って見ている」というのが事実です。

それにも関わらず、このシリーズで整理したように、政治・経済から環境・健康に至るまで、お金を払って情報を得ても、その内容が「ウソばかり」で私たちは情報に振り回され、そのあげく「損ばかりしている」という状態です。最近では、ネットを見ることができる人だけが、真実の情報に接することができ、損失を抑えることができるという状態です。

昨年の暮れ、アメリカでトランプ氏が大統領に選ばれましたが、アメリカからの情報、日本のメディアの情報を信じていた人は「まさか!」と思ったでしょう。でも、著者はアメリカのメディアが「ヒラリーを支持しているから、曲がった報道をしている」ということを知っていましたので、直接、アメリカのネットなどからの情報を得ていて、トランプが当選すると考え、選挙前にかなりのアメリカのファンドなどを整理しました。

記事の新規購入は2023/03をもって終了しました