日本人:なぜ、工業が素晴らしいのか?~武田邦彦集中講座

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◆英語教育に力を入れすぎると、日本の技術レベルが下がるワケ

先日、あるところで、とても重要なことを議論して、大いに興味がわきました。それは、教育と頭脳の発達の問題で、少しこのシリーズとは趣旨が違うのですが、これからの日本の繁栄に大きな影響があると思いますので、あえて「日本人」という括りで整理してみたいと思います。

まずは具体例をまとめてみます。

2歳、3歳ごろの幼児を教育する時に、「お絵描き」をせるか「日本語を勉強させる」かによって大きくその能力が変わるということです。普通に育ててある年齢までお絵描きなどをした場合と、お母さんが勉強させて早いうちから日本語や文字を勉強させる場合と比較すると、幼稚園で絵をかきなさいと言われると、普通の子は一所懸命になって絵を書くのですが、日本語を早く学ばせた幼児はまったく絵を書くことができず、「ミカンの絵を書きなさい」と言われると、絵が描けないので「みかん」と文字で書くというのです。

また、脳の領域では、「絵や図形をそのまま記憶する映像記憶の領域」と「文字やコミュニケーションの領域」が重なっているとうのです。つまり、画家のように「絵や映像」に特殊な才能を持った人は言葉を話せなかったり、コミュニケーションが下手だったりし、そのような人が言葉を学ぶとすっかり絵がダメになるということも言われていました。

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